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とある大学生による社会問題考察のブログです。 経済、政治、社会問題、戦争、貧困、環境、エネルギーと多岐にわたる分野について批判的、多角的に分析します。
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地域の町おこしと環境・エネルギー政策
岡山県の県北に真庭市という新しい市がある。

北房町・勝山町・落合町・湯原町・久世町・美甘村・川上村・八束村・中和村の合併で発足した。

主要産業は旧久世町を中心に林業で栄え、また旧湯原町は美作三湯の湯原温泉を有す。


湯原温泉は旭川流域にあり、無料の露天風呂である砂湯は川原にあり、

川底から砂を噴きながら温泉が湧いている。

湯原温泉は地中深くのボーリングによるくみ出しは行なわず自然に湧き出るお湯を使っている。


湯原温泉が行なっている活動にエコディーゼル燃料事業がある。

エコディーゼル燃料事業(以下EDF)は温泉及び地域住民と地域の企業とのコラボで実現した。

温泉街の旅館及び飲食店と地域住民から使用済みの天ぷら油(植物性廃食用油)を回収し

それからバイオディーゼルを生成して、湯原温泉内を走るロンドンタクシーなどに利用される。


天ぷら油からバイオディーゼルの生成過程は以下の通りである。

グリセリンと脂肪酸がくっついている天ぷら油の状態のものに、

NaOH(KOH)とCH3OHを合わせたものを加える。

そうするとエステル交換反応によりCH3OHとグリセリンが置換わる。

その後脂肪酸メチルエステルと粗製グリセリンに分かれる。

脂肪酸メチルエステルを中和や温水洗浄、脱水などを経て、

自動車等で使用できるEDFが完成するわけである。


EDFを使用するに当たってよくフィルターを詰まらせることがある。

これは今までの既存のディーゼルが多くの不純物を含んでいて、

EDFの洗浄力がその不純物を落とした結果である。

この企業ではEDFへの切り替えマニュアルを独自に作成している。


さて湯原温泉がこのEDF事業を始めたきっかけがある。

それは今までは使用済みの天ぷら油は川に垂れ流していた。

旭川でも上流の綺麗な地域であるため、天然記念物である

オオサンショウウオや蛍なども生息している。

自然環境に悪影響を及ぼしているのではないかと言う観点から

湯原町旅館協同組合と企業との間に関係が生まれた。

地域の環境を守ると同時に徐々にピックアップされてきた

地球温暖化問題に対する対策として期待されている。


買い取りシステムとして1Lあたり10円でこの企業が買い取りそれを生成して、

旅館協同組合に売却する。

この売却益は学校施設での環境学習費用などに当てられたり、

イベント等での普及啓発活動に使われている。

なおこの回収車もEDFで動いている。


地球温暖化問題の中ででカーボンニュートラルと言う言葉がある。

植物から油を精製し、それを燃料として用いれば、植物が

光合成によって吸ったCO2と同等だとみなす。

これをカーボンニュートラルと言う。

よく欧州で言われるパームやしやジャトロファによる

バイオ燃料推進の根拠となっている。

その場合既存の森林・生態系の破壊や児童労働の問題があり僕は否定的であるが。


しかしこのEDFはそれらの点を払拭させてくれる。

この活動が自然環境保護の観点から始まったものである。

どうせ垂れ流したり固めて産廃として廃棄処分されるぐらいなら

エネルギーとして利用しようとする試みに感心する。

このようなプロジェクトは京都市が先駆的に行なっている。



まとめとして先ず湯原温泉における環境・エネルギー政策が

観光政策と密接に関わっているということである。

廃油を企業で加工してそれを温泉内で利用する。

この循環がある。

そして観光政策の中にこの事業を置こうとしていることも、

観光客への普及啓発であったり、地域発信の可能性としても

十分に考えられ今後に期待したいところである。


次にこのEDFを作っている企業は中小企業であるということも大きなポイントである。

このような活動が地域を支え、中小企業を引っ張るような力となってくれることを期待したい。


そしてそれを自治体が支えていることに評価したい。

岡山県及び真庭市がこの事業の推進を援助している。

真庭市はこの事業だけでなく他の環境事業に対し補助をしている。

この活動が真庭市のみならず全国に広がることを期待したい。


最後にやはり実地見学というのは非常に大きい物である。

確かに机の上で勉強することや議論することも大切である。

しかし実際の現場を見ずしては何も語れないのではないだろうか。

恐らく多くの科学者や政治家はその部分が大きく欠落している。

実際に現場を見て体感することで初めてそれが分かる。


(この記事はパルティオZの考察「観光政策と環境・エネルギー問題」を編集した物です。)
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貿易論争と地域経済統合
自由貿易か?保護貿易か?

この論争は古くはリカードとリストが論争を始めてから、最近は地域経済統合の動きに至る。

リカードは比較生産費論を唱えて自由貿易による分業を唱えた。

この方が経済にとって効率がよいためこの論を唱えたわけである。

(「比較生産費説」については今回は省きます。)

一方でリストはドイツがイギリスなどの強国には劣っていた為、

それに対抗するためには保護貿易主義を取るべきだとして、ドイツ関税同盟を提唱していた。


その後もやはり紆余曲折を経た。

次に第二次大戦前の英仏米日が取ったブロック経済政策である。

これは域外関税障壁を高くし海外へ需要の流出を阻止し、自国の生産を保護増大させた。

ブロック経済が第二次大戦を生んだ批判が多い。


戦後は一気に自由貿易体制の構築に動いた。

ブロック経済化の批判から生まれたものがほとんどである。

世界銀行やIMF、GATT、WTOなどがその動きに大きな影響を与えた。

主に関税障壁を下げることに焦点が当てられた。

様々な物が輸入自由化され、労働力も自由化されようとしている。


経済のグローバル化は自由貿易から発生した物である。

ボーダレス化とかもそうである。


しかし自由貿易によって途上国は発展したのかという疑問が残る。

自由競争の時、土台がしっかりしている方が勝つ。

貿易においても同じである。

そんな中、東南アジアで「緑の革命」が進められたが、これは本来、

農業を生産性を向上させるものだったが、栄養分を土地から一気に奪い、土地を荒廃させた。

世銀はアフリカで「緑の革命」を行なうべきと唱えている。


さてEUの話に移すが関税障壁をなくし欧州を一つにすると言う観点から

ヨーロッパ地域統合を進めていたが、一方で域外からの障壁は増えつつある。

今盛んに叫ばれているのが「環境障壁」であり、

EUの域内で走る車のCO2排出量に基準を設けようとしている。

違反する車に対しては特別に税をかけるというシステムで域外関税と等しいものとなりつつある。

本来自由貿易を進めるはずであったEUがいつしか保護貿易に舵を切っていたことになる。


日本は貿易をすることで外貨を稼いでいた国であり、いわば外需頼みの国でもある。

しかしアメリカや中国に依存しているが、その技術力を用いれば他国でも外貨を稼げる国である。

一方で農産物に主眼を置いた場合自由貿易化してしまうと、

国内の農産物は全滅してしまうと言う危機感がある。

日本の立場の曖昧さは今後も続くことが予想されるだろう。



(この記事はパルティオZの考察「自由貿易と保護貿易」を編集した物です。)
批判的思考と経済学
さて批判的思考が経済学にどのように生かされてきたのか。

今日はこれについて考察することにする。


元々経済学は政治経済学(Political Economy)と呼ばれ、単に「経済学」と呼ばれるようになった。

アダム・スミスが経済学の父であるのは有名で大学や高校でも習うことである。


スミスは重商主義を批判して「諸国民の富」を著した。

同時に重農主義者であったテュルゴーなどの影響を受けた。

当時絶対王政下のイギリスでは重商主義によって、金貨幣が国外に流出し、

その上に軍事支出が増大し、イギリス経済を疲弊させていた。

それを批判しイギリス経済を立て直すために重農主義に主眼を置いたのが「諸国民の富」である。

これが経済学を体系付ける名著となった。


一方でマルクスも批判的思考を用いて経済学における新しい方法を体系化させた一人と言える。

彼はエンゲルスと一緒「資本論」や「共産党宣言」を著した有名な経済学者である。

社会主義、共産主義の原点ともなった。


マルクスはスミスやリカードが唱えた労働価値説を批判的に吸収し剰余価値説を体系化した。

「資本論」は労働に主眼を置き労働搾取を批判した。

これは労働とそれに応じた賃金が払われるべきという観点からの考えである。

(マルクスはこれを労働の再生産費用と言っている。)


批判をするには批判する対象についての研究が必要である。

スミスもそうであればマルクスもそうであった。

批判的思考にとって必要なのは批判対象に対する研究と世の中をよくしようとする考えである。


余談であるが彼らの主張は象徴的な部分をとって強調されることが多い。

スミスであれば諸国民の富に一度しか出てこなかった「(神の)見えざる手」であり、

マルクスであれば彼が想像していなかった形での共産党革命である

(具体例として資本主義が成熟していなかったロシアからソ連への革命である)。

批判的思考についての最初の考察でも言ったが、誤解や誇張ほど恐ろしい物はない。




(この記事はパルティオZの考察「Critical Thinkingと経済学」を編集した物です。)
北京五輪と新たな戦争
平和の祭典、オリンピック。

そんな最中でも新たな戦争がはじまった。

グルジアの南オセチア共和国。

ここでグルジア軍とロシア軍が相対する結果となってしまった。


経過として分離独立を目指す南オセチアに対してグルジア軍が軍事進攻し、

それに対して平和維持軍として駐留していたロシア軍と交戦となったという軍事衝突である。

フランスの外相などが今回の戦争に対し停戦を呼び掛けている。


その背景にはいくつかの要因がある。

一つ目は南オセチア共和国の分離独立を目指す動き。

二つ目にグルジアが地理的に黒海と接しているため、
ロシアの進める石油・天然ガスのパイプライン構想ににとって重要な位置づけであり、
そのグルジアとロシアの関係がソ連崩壊後悪化していること。

三つ目にグルジアの背後にいるアメリカが世界中で進めるMD構想や
ロシア・中国に対する囲い込みを行っていること。


一つ目は1990年代から独立に向けた運動が起こっていたようである。

2月にコソボが独立宣言してからこの動きが加速している。


二つ目はロシアにとっては経済に対する生命線ともいえる。

ロシア経済は石油と天然ガスによる収入で非常に潤っている。

俗にいうオイルマネーを石油の先物に使い、値段を釣り上げてロシア経済を潤わせている。

パイプライン構想が崩れるとロシア経済には大きな影響がある。

ロシアは今回の戦争でグルジアを屈服させたいというのが正直なところではないかと思う。

隣国ウクライナなど脱ロシア路線をとっている国があるのもロシアにとっては痛いリスクである。


三つ目はロシアにとっては軍事的に喉元をを突かれる状態になりかねないという不安がある。

アメリカが日本、チェコ、ポーランドにMD(ミサイル・ディフェンス)構想の
要となるPAC3やSM3といった兵器の配備を進めている。

チェコやポーランドに配備しようとブッシュ政権はしているが、
ロシアはこれに対して激怒しているといわれている。

モスクワが射程圏内に入る場所からミサイルを向けられていることになる。

このMDシステムはイギリスや韓国にも配備されようとしていたが、

反対にあい、アメリカは断念せざるを得なかった。

逆に日本は唯一すんなり受け入れられたという国である。

グルジアにMDが配備されることはおそらくないと考えられるが、

地理的にロシアの封じ込めに一役買うことは間違いない。


こうして見てみると南オセチア共和国の単なる独立問題としては捉えることができず、
米ロの新たな火種になりうる戦争である。

フランス外相が停戦協定に乗り出したようだがEUという新たな
極があることも今回の戦争で気づかされる。

米日―中露―EUの三極の対立は今始まったばかりである。
秋葉の事件についての考察
秋葉原の事件はニュースでずっと流れ・・・

新聞のない日でもスポーツ紙が3面も割いていました。


秋葉原の事件はとても痛ましい。

7人が亡くなられ、10人が負傷された。

大学生が3人亡くなられ非常に残念・・・。


さて犯人は派遣の25歳の男ということですけど・・・

解雇されたと勘違いして通り魔の犯行に及ぶって言うのが

ちょっと僕には想像できないです・・・。


確かに派遣の置かれた状況はとても厳しいです。

派遣は3年たったら正社員に登用しなければいけないという

ルールというか法があって企業はそれを掻い潜ろうとして

派遣で雇った後、解雇して、また派遣で雇うとかという

普通では考えられないことをやっていたりします。

また労働賃金もそこまで高いわけではなくネットカフェ難民達も

派遣労働者が多いという実態もあったりします。

その上社会保障などの制度も整っているわけは勿論ありません。


そんな環境に置かれた派遣労働者ですが派遣の労組(ユニオン)を

作って経営陣と団体交渉を行って今の状況を打開しようとしている。


一方で今回の秋葉の事件。

犯人の置かれた状況は分からないでもないです。

でも今の社会に対してNO!と言っている派遣労働者たちの意見を

無駄にするのですか?

こんな行動で社会に対してNO!と言っても意味がない。

むしろ凶悪犯罪の恐怖に人々は怯えるばかりになってしまい、

日本の経済・社会・人間活動全般を衰退させていくにすぎないでしょう。

その上に同じ状況に置かれている人たちの立場を危うくさせるでしょう。


ナイフに対する規制を強化すれば・・・と考えている町村氏の主張ですが

何か論点をぼやかそうとしているとしか思えないです。

正直言ってナイフでなく包丁でも人を刺すことなどできます。

社会のモラルが低下していると言っていますけどそれを作ってきたのは

誰なのかどうすれば改善するのか考えなければいけません。

問題の根本は何なのかを見極める必要があります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080609-00000928-san-pol


最後に亡くなられた7人の方々のご冥福と

負傷された10人の方々の早い快復をお祈りします。
プロフィール

HN:
Williams Mitchell
性別:
男性
職業:
大学生
趣味:
将棋・麻雀・社会問題考察
自己紹介:
東京にある大学の学生です。
社会問題について考察をしています。
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